大葉を水耕栽培するための方法

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大葉を水耕栽培しよう

大葉の水耕栽培は、土を使う栽培よりも手軽に栽培を行うことができるので、室内でもお手軽に栽培をすることが出来ます。

室内で栽培することで虫の被害も大幅に減らすことができ、私みたいに虫がとても苦手な人でも栽培を楽しむことができるのも良いところです!

また、部屋を暖かく保ち続けることで冬でも栽培することができますよ。

栽培容器もペットボトルやプラカップを利用することで、初期費用を抑えながら簡単に栽培を行うことができるので初心者の方にもおすすめですね。

大葉について

大葉はとても丈夫なので、栽培が比較的簡単に行うことができます。

私が初めて水耕栽培を始めたときに、適当に栽培してもそこそこの量収穫することが出来たので初心者の方にもとてもおすすめですよ!

大葉のデータ

大葉の原産地は、ヒマラヤからミャンマー、中国中南部にかけてが原産地と言われてます。

暑さには比較的強いですが、寒さには弱いので暖かくなってから栽培を始めましょう。

  • 科名属名:シソ科シソ属
  • 栽培期間(外栽培):種まき 4〜5月
  • 収穫までの時間:60日ぐらい
  • 発芽温度:20〜25℃
  • 発芽日数:5〜10日 好光性種子なので発芽には光が必要
  • 育成温度:20〜30℃
  • 育成環境:風通しが良い場所

大葉の葉は強い日光に当たりすぎると葉が固くなって美味しく無くなります。

外で栽培する場合は、1日の半分ぐらい日光が当たる場所(半日陰)で育てるか、夏の日差しが強い時期は遮光ネット等を掛けてあげるという方法もあります。

室内ならばレースのカーテン越しに日光が当たる場所(半日陰)で育ててあげましょう。

しそ(紫蘇)と大葉の違いって何?

しそ(紫蘇)は「青じそ」や「赤じそ」を含んだものを指していて、大葉は「青じそ」の葉の部分を指しています。

水耕栽培の方法

ペットボトルとキッチンスポンジを使用して水耕栽培を行う方法について説明していきます。

用意するもの

  • 大葉の種
  • キッチンスポンジ
  • 食品トレー
  • ペットボトル
  • ビニールテープ
  • アルミホイル
  • はさみ
  • カッター
  • 肥料

あれば便利なもの

ホットナイフ

熱で溶かしながら切断するので、カッターに比べると簡単にペットボトルを切断することが出来ます。

マスキングテープ

ペットボトルを切断する際にガイドとして使用します。

種まきから発芽まで

スポンジで栽培用地の作成

キッチンスポンジを3cmぐらいの大きさに切断し、上部に少しだけ切り目をいれます。

大葉は好光性種子なので発芽に光が必要になるため、あまり深く切れ目を入れてしまうと光が届きづらくなり発芽しにくくなってしまいますので注意してください。

種まき

食品トレイに水を入れて、スポンジに水を十分に吸わせます。

種子の発芽率は100%ではないため、スポンジに種を3から4粒ほど植えます。

発芽まではスポンジが乾燥しないように注意してください。

発芽温度は20〜25℃ほどなので、暖かい場所で5〜10日ぐらい経つと発芽してくれます。

種には寿命があります

大葉の種の場合は、室内で保存していた場合は1〜2年ほどで寿命を迎えると言われています。

お店で種を購入した場合は、袋に有効期限が記載されているので確認してみてください。

期間を過ぎてしまっても、全く発芽しなくなるというわけではありませんが、発芽率は徐々に悪くなっていきます。

室内で水耕栽培を行っていると1袋ぶんの種を使い切ることが出来ないことが多くて、有効期限が3年前の種を捨てるのはもったいないと思いを植えてみたことがあるのですが、保管方法も悪かったということも有り一つも発芽しなかったことがあります…

有効期間を大幅に過ぎてしまった場合は、もったいなくても新しい種を買ったほうが良いですよ。

発芽してからの育て方

発芽したあとにスポンジから根が飛び出して10cmくらいの長さまで育ったら、ペットボトルを使った栽培装置に移動します。

栽培容器の作り方

ペットボトルを切断して栽培容器を作ります。

この時にアルミホイルを巻きつけることで、根に直接日光が当たるのを防ぐとともに、液体肥料に藻が発生することを抑制出来ます。

詳しい作り方はこちらのページで説明してますので、見てみてください。

栽培容器への定植(植え替え)方法

ペットボトルに根が半分ぐらい浸かるぐらい液肥を入れてください。
根が液肥に浸かってしまうと、酸素を取り入れることができずに根腐れする原因になりますので注意してください。

液肥は1週間に1度ぐらい交換します。
液肥が減った分だけ継ぎ足しでも栽培できますが、液肥が汚れてくるのでその場合は汚れが目立ってきたら交換しましょう。

液肥について

水耕栽培でよく使用されている肥料を紹介します。

ハイポニカ液体肥料 2つの液体肥料を混ぜて水で希釈して使用
ハイポネックス原液 液体肥料を水で希釈して使用
微粉ハイポネックス 粉状の肥料を水で薄めて使用

室内で栽培する場合は日照不足になりやすいため、日照不足の光合成を助けてくれるカリの成分が多い「ハイポニカ液体肥料」か「微粉ハイポネックス」を使用するのがおすすめです。

肥料の種類窒素(N)リン(P)カリ(K)
ハイポニカ液体肥料43.89.4
ハイポネックス原液6105
微粉ハイポネックス6.5619

カビ対策

水耕栽培ではカビの発生が多くなってしまいますので、できるだけ風通しの良い場所で育ててあげましょう。

室内で風があまり通らない部屋で栽培する場合は、小型の扇風機やサーキュレーターで風を送ってあげるのも良いですね。

半日陰で育てると柔らかくて美味しい大葉が育てられます

大葉は日光が大好きなのですが、光に当たりすぎると葉が硬く育ってしまい食べる時に美味しくなくなってしまいます。

室内で栽培する場合は、レースのカーテン越しに日光が当たる場所で栽培すると良いです。

外で栽培する場合は、午前中だけ日差しの当たるような半日陰の場所を選ぶか、夏の日差しの強い時期は遮光シート等で覆ってあげて栽培すると良いでしょう。

摘心

草丈が20〜30cmに育ったら、先端を切ってあげることを摘心と言います。
摘心することで脇芽が出てきて、収穫量を増やすことが出来ます。

摘心して出てきた脇芽も摘心してあげると、さらに収穫量を増やすことができます!!

収穫

大葉は育ちすぎると葉が固くなり香りも少なくなってしまうので、7〜8cmぐらいの大きさに育ったら食べ頃となるので収穫を行います。

大葉の保存方法

冷蔵保存

少しだけ水を入れた瓶等に、軸を下にして大葉を入れて冷蔵庫で保存します。
このとき、大葉の葉に水が触れないようにしてください。
水は3日に1回の頻度で交換を行いましょう。
冷蔵保存では約2〜3週間ほど保存できます。

瓶がない時

大葉が乾燥しないようにキッチンペーパーで包んで、水で湿らせてジップロックなどのビニール袋やタッパにいれて保存します。

冷凍保存

大葉を洗ってよく水気を拭き取ります。
その後、千切りや粗みじん切りにして、葉を潰さないようして冷凍保存できるタッパやジップロックなどにいれて冷凍庫で保存します。

冷凍保存の場合は約1月ほど保存することが出来ます。

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